【旅行記】階段だらけの神社「金刀比羅宮(こんぴらさん)」の御本宮と奥社に行ってきた!

四国一周の電車旅で香川県を訪れた際、琴平町にある階段だらけの神社「こんぴらさん」へ行ってきました。

全部で1368段も階段がある神社、参拝するまでの道のりはとてもきついですが、登りきったときの達成感はひとしお。参道のグルメも楽しめるとても魅力的な観光スポットなので、紹介したいと思います。

「金刀比羅宮(こんぴらさん)」とは

こんぴらさんの写真

金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社。「こんぴらさん」という名称で親しまれており、年間300万人を超える参拝客が訪れている人気の観光スポットです。

全部で階段が1368段もあるのが特徴で、ブラタモリなど様々なメディアにも取り上げられています。

こんぴらさんのご利益について

金刀比羅宮の絵馬堂の写真

金刀比羅宮は大物主おおものぬしと崇徳天皇を祀っている神社。金運や縁結び、商売繁盛、健康運、人生に迷ったときに良い知恵を授かれるなど、様々なご利益があるといわれています。

「一生に一度は、こんぴらさんへ」と古くからいわれているほど有名なパワースポットです。

こんぴらさんの参拝の所要時間について

商店が立ち並ぶこんぴらさんの参道の写真

こんぴらさんへの参拝コースは下記の2つ。

  • 御本宮(階段785段)
  • 御本宮 + 奥社(階段1368)

御本宮までを往復する場合の所要時間は1時間程度。奥社まで往復する場合の所要時間は2時間ほどを目安に考えると良いです。

こんぴらさんへの行き方・アクセス方法

こんぴらさんへ電車でアクセスする場合

こんぴらさんへ電車でアクセスする場合は、まず最寄り駅であるJR琴平駅か琴電琴平駅で下車します。さらに10分ほど歩けば表参道の入り口に到着します。

JR琴平駅・琴電琴平駅へ高松から移動する場合は下記3つの手段があります。
早く移動したいならJRの特急列車に乗るパターン、安く移動したいなら高松琴平電鉄の列車に乗るのがおすすめです。

交通手段乗車賃所要時間
高松駅 → 琴平駅 (JR特急列車利用の場合)2,32046分
高松駅 → 琴平駅 (JR普通列車利用の場合)8501時間4分
高松築港駅 → 琴電琴平駅(高松琴平電利用の場合)6201時間16分

こんぴらさんへ車でアクセスする場合

高松市から車でアクセスする場合の所要時間は1時間ほど。こんぴらさん周辺には町営駐車場やタイムズなど有料駐車場がいくつもあるので、空いているところに停車し、歩いて表参道の入り口へ向かいましょう。

こんぴらさん付近にあるタイムズ駐車場▼

こんぴらさん付近にあるタイムズ駐車場の写真

こんぴらさんの地図を詳しく見たい方はこちらをチェック▼

こんぴらさんの地図を見る

「金刀比羅宮(こんぴらさん)」旅行記

前置きが長くなりましたが、ここからは実際に金刀比羅宮(こんぴらさん)を参拝してきた様子をご紹介!

JR琴平駅から参道入口へ

四国一周の一人旅初日、栗林公園を観光した後、高松駅からJR土讃線の琴平駅へついたのは朝の9時頃。
電車を降りるとこんぴらさんの参拝を出迎える看板があります。駅内にはコインロッカーがあるので、重い荷物はロッカーに預けることも可能。

琴平駅のホームの看板の写真

JR琴平駅の駅舎。2017年3月に改修を終えた大正時代の姿を忠実に再現した新しい駅舎です。

JR琴平駅の写真

目の前には、まっすぐに続くこんぴらさんの参道。

琴平駅からこんぴらさんへ向かう途中の写真その1

道なりに参道を進んでいくと、商店が立ち並ぶ賑やかな道に入ってきました。

琴平駅からこんぴらさんへ向かう途中の写真その2

いざ、御本宮へ参拝!

様々な商店が立ち並ぶ賑やかな表参道。こんぴらさんの表参道では様々なグルメを味わうことができますが、楽しみは参拝後にとっておきましょう。

こんぴらさんの表参道の写真></p>

<p class=そして、いよいよ最初の一段目を登ります!

こんぴらさんの階段1段目の写真

階段を登ってしばらくは参道の両側には雑貨屋やお土産屋が立ち並び、歩いていてとても楽しい。

自動販売機はこの商店が立ち並ぶエリア以降現れないので、水分補給用のペットボトルを購入しておくと良いです。

商店が立ち並ぶこんぴらさんの参道の写真

365段目「大門」

息が少し切れ、少し疲れを感じてきた頃、365段目にある大門に到着。

こんぴらさん「大門・365段目」の写真

後ろを振り返ると、長い階段と青空が視界に広がってとてもいい景色。

こんぴらさん「大門・365段目」の写真

大門をくぐった先にある境内の中では、5人百姓と呼ばれる5人の方から、加美代飴(かみよあめ)を購入することができます。

加美代飴(かみよあめ)のイメージ画像

引用:『琴平観光ナビ/360@旅行ナビ

境内を過ぎると平坦な石段の道が続きます。呼吸を整えながら先へ。

こんぴらさん「大門」を通過した後の路の写真

431段目「こんぴら狗と神馬」

しばらく歩くと、少し開けた場所に出てきました。

鳥居の正面にはかわいい「こんぴら狗(いぬ)」の像。

こんぴらさんを登るのは大変なので、昔は人間の代わりに犬が登ってお参りをすることもあったそう。そんな犬のことを「こんぴら狗」と呼んだらしいです。

こんぴらさん「こんぴら狗・431段目」の写真

こんぴら狗の像がある広場では、二頭の神馬を見ることもできます。

こんぴらさん「神馬」の写真

477段目「表書院」

こんぴら狗が鎮座する鳥居を抜けたら再び階段を登り始めます。

477段目には国の重要文化財にしていされている「表書院」。建物の中では複数の障壁画を見ることが出来ます。

こんぴらさん「御書院・477段目」の写真

表書院を過ぎると、急勾配の階段が目の前に。周りの人もだいぶ疲れてる様子。

こんぴらさんの石段の写真

628段目「旭社」

急勾配な階段を登ると、今までの神社よりも一際大きい「旭社」に到着!こちらは、帰路に参拝する神社なのでそのまま通り過ぎて本宮を目指します。

こんぴらさん「旭社・628段目」の写真

785段目「御本宮」についに到着!

ここまで来ると足もクタクタ。。でも、御本宮までもう少し。

こんぴらさんの石段の写真

そして、最初の階段を登ってから約45分後、標高538m、象頭(ぞうず)山の中腹にある金刀比羅宮本宮についに到着!

こんぴらさんの御本宮の写真

到着したらさっそく参拝です。参拝は「ニ拝ニ拍手一拝」。

  1. 浅く礼をする。
  2. 深い礼を2回する
  3. 2回手を打つ
  4. 深い礼を1回する
  5. 浅く礼をする

朝に訪れたこともあり、休日でしたがそこまで混雑しておらず落ち着いて参拝できました。

こんぴらさんの御本宮で参拝する女性の写真

御本宮の前には、神木のクスノキ。幹の周りは約4.7メートル、高さは約25メートルもある大木です。

御本宮の隣りにある神木(クスノキ)の写真

展望台からの眺め

御本宮のそばには、琴平の町や讃岐富士を眺めることができる展望台があります。
やっとここまできたんだなーと感動しつつ、ひと休憩。

こんぴらさんの展望台からの眺めを撮影した写真

御本宮の御朱印と幸福の黄色いお守りをゲット

展望台からの眺めを楽しんだら、お目当てだった御朱印と御朱印と幸福の黄色いお守りをゲットするため、社務所へ。

こんぴらさんの社務所の写真

御本宮の御朱印。

こんぴらさんの御朱印の写真

ご利益が詰まった人気の「幸福の黄色いお守り」値段は800円です。

こんぴらさんのお守りの写真

まだまだ終わらない!奥社・厳魂神社へ参拝!

ほとんどの方はここで麓へ戻っていきますが、本当のゴールはまだ先。
ここからさらに583段登った場所にある奥社・厳魂神社(いづたまじんじゃ)への参拝に挑戦!

こんぴらさんの奥社・奥社厳魂神社の入り口の写真

御本宮は多くの参拝客が訪れ賑やかな雰囲気でしたが、奥社への参道は、静まり返っていて別世界のよう

こんぴらさんの奥社・奥社厳魂神社の参道の写真

832段目「常盤神社」

静かな参道を進むと、日本各地に社のある、八幡宮のひとつ「常磐神社」に到着。

こんぴらさん「常盤神社・832段目」白峯神社 の写真

932段目「白峯神社」

932段目には「崇徳天皇」が祀られている白峯神社。この付近は紅葉のシーズンは非常にきれいな景色が眺められるそう。

こんぴらさん932段目「白峯神社」の写真

974段目「菅原神社」

白峯神社から少し進むと菅原神社を通過。

こんぴらさん「菅原神社・974段目」の写真

1368段目「奥社厳魂神社 」到着!

もうここまで来ると膝もガクガク。最後の力を振り絞って奥社を目指します。

奥社厳魂神社へ向う参道の写真

御本宮から奥社へ向かって階段を登りはじめて30分後、ついに本当のゴール「厳魂神社」へ到着!
厳魂神社には金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祭られています。

奥社・奥社厳魂神社の写真

奥社の左方に広がる断崖には天狗とカラス天狗の彫物。

奥社・奥社厳魂神社にある天狗岩の写真

奥社の御朱印をゲット!

そして、厳魂神社の隣には御守所。

奥社・奥社厳魂神社の御守所の写真

奥社まで登って、厳魂神社を参拝した証に、本日2つ目の御朱印をゲット!
ここまで来る達成感がすごいですね。いい記念になりました。

奥社・奥社厳魂神社の御朱印の写真

参拝後はこんぴらさんグルメを満喫

奥社まで参拝し、麓まで戻ったら表参道で疲れを癒しながらこんぴらさんグルメを満喫!

讃岐うどん

香川県といえばうどん。表参道には、「虎屋」と「こんぴらうどん」の二軒のうどん屋さんがあります。今回立ち寄ったのは「こんぴらうどん」。築100年で登録文化財にも指定されている歴史あるうどん屋さんです。

こんぴらうどんの外観

注文したぶっかけうどん。コシがありツルツルしていて、味もとてもおいしかったです。

こんぴらうどんのさぬきうどん

アイスクリーム「おいりソフト」

昼食後は、スイーツタイム。「おいり横丁」でInstagramでも大人気の「おいりソフト」を買ってみることに。

こんぴらさんの表参道グルメ「おいりソフト」を販売しているお店の写真

ソフトクリームの上に乗っているカラフルなポン菓子は「おいり」は、香川名物のあられです。こちらも非常に美味しかった。

こんぴらさんの表参道グルメ「おいりソフト」の写真

灸まん(きゅうまん)

そして、こんぴらさん参拝の定番おみやげといえば、灸まん本舗の「灸まん」。

こんぴらさんの表参道にある灸まん本舗の写真

お灸の形をした可愛い形のお饅頭。おみやげにぜひ買っていってください!

灸まん(きゅうまん)のイメージ画像

引用:『灸まん/こんぴら堂』より

こんぴらさんを参拝した感想

階段だらけの神社、こんぴらさん。参拝するまでにはかなりの体力を使いますが、苦労して参拝するからこそ、御利益を期待できるのではないかと思います。

参拝後は達成感を味わうことができるので、香川県を訪れた際には是非足を運んで見てください!夏はかなり汗をかくので着替えの服は必ず持っていきましょう!

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